自分の子供の性格がすきになれない!母親失格?

「自分の子どもなのにどうしてもかわいく思えなどというお母さんも中にはいます。自我が芽生えるにつれて、よりはっきりしてきた子どもの個性が、どうも自分の描いていたものと違う、望んだものと違うという感じなのでしょうか。

「おとなしすぎる」「気むずかしい」「神経質」「鈍い」「扱いにくい」「うるさい」「落ち着きがない」「いたずら」など、わが子の性格にいろいろな不満や不安をいだいて、つい、口うるさくしかったり、その結果、自己嫌悪に陥ることも多くあります。また、「こんな性格で幼稚園に入ったときだいじょうぶかしら?」とか、「社会に出てやっていけるかしら?」と将来気にかけ、そのため、思いどおりにならない子にことさらイライラするということもありますね。逆によその子どもを見て、「こんなに聞き分けがよければ、私だって毎日笑顔でいられるわ」とか、「私だってこんなにしからなくてすむのに」と思うことだってあるでしょう。

しかし、性格というのは見方によって評価が異なります。たとえばお母さんは、「おとなしすぎる」ことを心配しますが、こニフ言われる子には、「やさしい」とか「思いやりがある」という別の面もあると思います。引っ込み思案で人見知りする子も、裏返せば「慎重」だったり、「内省力がある」と見ることもできます。逆に元気で積極的な子は、目立ちたがりだったり、人に対する繊細さに欠けているということだってあるかもしれません。つまり、性格には絶対的に「よい」も「悪い」もないのです。

性格の良い所を認めてあげる

赤ちゃん時代でも、「反応の読みとりやすさ」は、お母さん自身の感受性が大きく関係しているとお話ししましたが、性格についても、同じことが言えるのではないでしょうか。つまり子どもの性格をどう評価するかは、親の受けとり方にもよるということです。

たとえば、おっとりタイプの親ですと、「活発な子」が「乱暴」に見えることもあるでしょうし、反対に活発な親なら、「おとなしくて慎重な子」が「消極的」だったり、「頼りなく」見えるかもしれません。親に限らず、幼稚園や保育所でも、担当の先生によって子どもの評価が変わることはままあります。ここにも、「相性」や見方、受けとり方の問題が大きくかかわっています。

もちろん、幼稚園などでは、そうしたことがあっても多少はしかたがないですし、親子とはいえ、相性が合わないということは十分あります。でも、親は子どもにとってやはりいちぱん身近な存在なのですから、ことさらにわが子の性格の悪い面だけを見てしまうというのはどうでしょうか。

ましてわが子とはいえ、相手は自分とは別の人格を持つ存在です。そのあたりはきちんと線を引き、よいところはよいと認めてあげたいものですね。親にとって大事なのは、「だめだ」とか「嫌い」という面に焦点を当てるのではなく、持って生まれた気質をいいほうに解釈し、それを伸ばしてあげることだと思います。

我が子の気質に惚れる

一般的に、現代のお母さんは、「きれいで」「積極的で」「利発で」「聞き分けがいい」、そんな子どもを求めているような気がします。特に初めての子には期待が大きいですし、そうした気持ちはわからないでもありませんが、期待しすぎたり、不当な期待をいだくことは子どもに負担となります。まして、そうした理想と現実のギャップから生まれるイライラを子どもにぶつけていたのでは、子どもも救われません。その意味で、お父さん、お母さんにすすめたいのは、「わが子にほれる」ということです。いわば、「親バカのすすめ」ですね。親だからこそ自分の子どもにもほれられるのですし、人はだれしも、自分のよい面を見てくれる人には親近感と愛情を感じます。

毎日のようにわが子を「ぐずぐずしている」とか「落ち着きがない」などの理由でしかっているお母さんは、子どもをことさらにマイナス評価したり、思いどおりに動かそうとしていないかを反省してみましょう。しかられてばかりでは、子どもの心も安定しませんし、結果的に子どもはしょっちゅう泣くし、自分もイライラするしの悪循環になってしまいます。まず、その悪循環を断ち切ることが大事ですね。

赤ちゃん時代と同様イライラの原因がどこにあるのか、客観的に分析する目が必要です。子どもの性格や、その子なりの表現をきちんと受け止めているか、さらにお母さん自身の性格はどうかなど、いま一度ふり返ってみましょう。

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